前回の続きです^^;
牛窓フェリーはおよそ30分に1回の割合で出ています。
前島は淡路等に比べると小さな島なので学校の類がなく、子どもたちはフェリーを使って本土の学校へ通う必要があるからみたいですね。
乗船券は乗り場ではなく、船内で買います。
大人の往復券は240円と格安のお値段。
ちなみに3メートル未満の車が800円とこちらも破格なんですが、それほど距離を歩くとは思えないので車は駐車場に置いてフェリーに乗ります。
牛窓フェリー
細い階段を登って客室に入ると、冷房が効いていて涼しい……さっきまで炎天下を歩いていたのとは大違いですよー。
ただし……冷房設備がかなり古いらしく、特有の嫌な匂いが鼻につきましたけど;
島に囲まれた内海を航行するので、大して揺れることなく5分で到着。
大阪城の石垣を作る石切場だった前島は見るからに山に囲まれており、展望台までの道のりが山道になることを予想されます。
港に500円のレンタサイクルがあってちょっと悩んだんですが、超低予算企画を押し通すつもりで徒歩で進むことを決定w
民家も少なく、上り坂ばかりでちょっと気が滅入りますね……自然があふれているというより、単に山道を歩いている気分です。全面アスファルトで舗装されているのが救いでしたが。
40分ほど歩いた辺りで、水分が心許なくなってきました。
しかし、ここは離れ島。港を離れると、店もなければ自販機もありません。
旅館があるにはありますが、民宿の形態で経営されているので、用もなく気軽に入るような雰囲気ではありません。
あきらめて通過ー。
廃屋や静養所の並ぶ道を抜けて延々と上り坂を進む途中、野生タヌキと遭遇。
カメラを構える間もなく走り去っていきましたが、ちょっと珍しいものを見て気分が高揚。
「んっ?」
茂みの先に、チラと見えたのは近代的なビジュアルの四角い箱……自販機です!
木々に隠れながらもネスカフェの文字が。
歩く速度が自然に上がりますが、打ち捨てられた自販機ということも十分に考えられます。
期待しないように、でも期待しつつ。
電線と電柱が見えたところで、ようやく勝利の確信です。
いやー、電線を見てホッとするなんて初めてでしたねー。
石を切り出したベンチに腰掛け、冷たいウーロン茶を口に含むと、なんだか生き返った気分です。
日没までしばらく時間があるので小休憩を取ることに。
そこから展望台までの道のりはほとんどありません。
途中の山道で刻印石(石切に家紋を彫り込んで所有権を明確にしたもの)を見物し、頂上にたどり着きます。
日本夕景百選の一つとして数え上げられるだけあって、立派に木組みがされた展望台がそびえ立っています。
前島展望台
階段を登った西側は、前島の山並みや民家、港が見えます。
先にある黄島や青島の間に穏やかな海が横たわり、沈む夕日の反射に船が停泊しています。
なるほど、さすがに日本夕景百選でありますよ。
三脚を出して撮影の準備を始めると、分厚い雲が夕日を覆っていきます;
アレ? ここまできてそのオチはないでしょう……。
雲の晴れ間を狙って何度かシャッターを切りましたが、うーん。
思うような景色を収めることはかないませんでした。
前島夕景
ちょっとアンダー過ぎますね……。
日が落ちると風も強く冷たい空気に変わります。
周囲に外灯がないので、暗い山道を歩くことになるのを避け、急ぎ足に下山しました。
天候には恵まれませんでしたが、前島は面白そうな所ですよ。
鬼の窟、うらみ石、石切場……機会があれば訪れてみたいものです。
10月にある牛窓のだんじり、気になりますしねえ……。
近々ふたたび、車中泊を敢行します。
そのレポートもいずれ記事にする予定です。
それではではー。